埼玉手外科研究所saitama handsurgery institute

スタッフ紹介

常勤医師

埼玉手外科研究所所長 長谷川岳弘

埼玉手外科研究所は、埼玉成恵会病院に平成9年に初代理事長長谷川芳男と初代所長:故児島忠雄所長のアイデアで設立されました。
以来、『地域に根差し、世界を見据え』をモットーに広い地域の患者さん、紹介いただいた先生方、当院スタッフの協力の元、素晴らしい施設へと発展してまいりました。
今後も、発展を続け、多くの苦しんでいる患者さんの手助けになればと日々精進していく所存です。

昭和63年
元虎の門病院整形外科部長 立花新太郎先生に師事
平成2年
元虎の門病院形成外科部長 故 南條文昭先生に師事
平成3年
元東京慈恵会医科大学整形外科教授 故 室田景久先生に師事
平成6年
元東京慈恵会医科大学柏病院講師 高橋文人先生に師事
平成9年
埼玉成恵会病院手外科研究所初代所長 故 児島忠雄先生に師事

常勤医師

埼玉手外科研究所 副所長
松浦康文医師 (手外科専門医)

平成2年 昭和大学 医学部卒
外来 水曜日午前、金曜日午前、土曜日午後担当

元昭和大学病院 整形外科
藤巻悦夫教授に師事
昭和大学病院 整形外科
滝川宗一郎助教授(准教授)に師事
昭和大学病院 整形外科
稲垣克則教授に師事

常勤医師

埼玉成恵会病院手外科センター長 唐沢重雄医師

埼玉手外科研究所が開設した後も初代埼玉手外科研究所所長 故児島忠雄先生を始めたくさんの先生にご指導をいただきました。
現在埼玉手外科研究所 手外科センター長として診療を行っております。この機会にさらなる努力を重ねてまいりますので、今後ともご支援とご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

昭和46年
東京慈恵会医科大学整形外科教室に入局。手外科班の一員として、故 室田景久整形外科教授に師事。
昭和59年
埼玉成恵会病院整形外科に入職。
埼玉手外科研究所開設まで手外科診療担当を務め、切断指の再接着術など様々な経験を積む。

非常勤医師

  • 村中秀行医師

    月曜、火曜日担当

    手関節専門(橈骨遠位端骨折、舟状骨骨折、TFCC損傷など)

  • 杉浦由佳医師

    木曜日担当

    末梢神経障害、腱鞘炎、デュプイトレン拘縮など

  • 埼玉手外科研究所 顧問 金潤壽医師

    第2、4週土曜日

    東京慈恵医科大学 整形外科 現在太田総合病院手外科センター長 一般手外科手術、人工指関節手術、鏡視下手根管開放術など

当院で治療可能な
手外科疾患について

疾患について

  • 母指 CM 関節症(CM 関節:指の付け根の関節)

    この病気は、物をつまむ時やビンの蓋を開ける時など、親指に力を必要とする動作で痛みが出ます。進行すると親指が開きにくくなり、関節の変形は外見からも分かるようになります。 病気の起こる原因として親指のCM関節はよく動く関節であり、5 本の指の中で最も良く使う 指のためゆるみが生じやすく、そのため関節の軟骨がすりへっておこると言われています。 また高齢者や女性に多い事から、老化やホルモン、遺伝的な関係も指摘されています。 治療は初期の場合、固定装具や注射が有効です。それでも不十分で病気が進んでしまった場合 には手術になります。当科では高齢者の場合は、主に関節形成術を行っており、現在まで約 50 人以上の方がこの手術を受けており、手術後の痛みは平均で手術前の約 10%以下になっていま す。

  • 手根管症候群

    この病気は人差し指、中指を中心としてしびれや痛みがでます。薬指や親指に及ぶ事もありま すし、進行すると親指の付け根が痩せてきて、細かい作業が困難になります。 病気の起こる原因は神経が手首にある手根管というトンネルで圧迫されるためです。 2 原因は不明ですが、女性に多く、手首の骨折後や重労働を行う人に多く見られます。 治療は安静や飲み薬で経過を見ますが、しびれが良くならない場合、当科では、小さな傷で神 経の圧迫をとる手術を行っており、傷は 3ヶ月ぐらい経過するとほとんど目立ちません。手術 時間は約 30 分程度ですが、抜糸するのに約 10 日程度かかります。

  • へバーデン結節

    この病気は人差し指から小指にかけ第一関節が赤く腫れたり、指が曲がったりし、痛みを伴う 事があります。 原因は不明ですが、局所の所見は高齢者に多発する変形性関節症の一つです。一般に 40 歳代 の人に比較的多く発生します。中には水ぶくれのようになる事もありますが(ミューカスシス ト)、リウマチとは異なります。 最初に行う治療としては飲み薬、塗り薬、テーピングなどがあります。痛みがとれなかったり、変形がひどくなった場合には手術を行う事もあります。特にミューカスシストが再発を繰り返す場合、当科では水ぶくれや骨の棘を取り除いた後、周りの皮膚を利用して傷を覆う手術 を行っています。

  • キーンベック病(月状骨の壊死)

    大工さんなど、手首を酷使する労働者に発生します。多くの場合、手術が必要です。

  • ドケルバン病

    親指を酷使する人の手首の腱鞘炎です。注射でも治りますが、手術が必要なことも多いです。

  • ガングリオン

    女性の手首の背側に多発しますが、手のひらの指の付け根にもできます。ガングリオンの日本 名はありませんが、一見、腫瘍のようですが、これは腫瘍ではなく関節や腱鞘から発生し、関 節液などがたまったもので、場合により手術が必要になります。

  • 腱鞘炎(ばね指)

    指をよく使う人に発生します。ホルモンのバランスに関係しているともいわれ50歳以前後の女性に多い特徴もあります。注射で直ることもありますが、多数回の注射により腱断裂を起こすことが報告されており、2回以上注射を行っても改善がない場合、手術を進めています。

  • 肘部管症候群

    肘関節の内側に肘部管が存在し、その中を尺骨神経が通っています。肘を酷使したりするとその部分で神経が圧迫されて手の小指と薬指がしびれ、進行すると筋力の低下が診られ手術が必要となります。幼少時の肘骨折後の変形治癒例に合併することがあります。

外傷について

  • 橈尺骨遠位端骨折

    特に高齢の女性が転倒した際、手をついて発生する手関節部の骨折。多くの場合、手術が必要です。早期のリハビリテーションに優れた治療法です。

  • 上腕骨近位端の骨折

    高齢の女性が転倒して受傷する肩の骨折。多くの場合、手術が必要です。観血的制服固定術あるいは、人工肩関節手術が必要なこともあります。

  • 上腕骨顆上骨折

    鉄棒やジャングルジムからの転落で、小児が手をついて受傷する肘の骨折。多くの場合、手術が必要です。血管損傷を合併したり、肘周囲の晴れが原因で、フォルクマン症候群を合併すると、重篤な機能障害を起こすことがあり、要注意の骨折です。

  • 舟状骨骨折

    骨折を見落とされ、捻挫と診断されて治療が遅れると、偽関節となり骨移植の必要な手術となることがあります。 早期に発見し、骨折のずれが少ない場合は、皮膚を切開せず、レントゲンで透視しながら1本 のネジで固定する簡単な手術で済むことが多いです。

  • その他1
    (中手骨・基節骨骨折 、中手骨頭・頸部骨折、マレットフィンガーなど)

  • その他2
    (示~小指PIP関節靭帯損傷、母指MP関節靭帯損傷など)

内視鏡下手術(手関節鏡手術)

内視鏡手術とは 2.7mm の小さな内視鏡を用いて行う手術です。当院では手外科領域に対して 内視鏡(手関節鏡)を用いた手術を行っています。手関節鏡を用いた方法は手術創が小さい為 術後の痛みも少なく、従来の方法と比べると早期社会復帰が可能です。また手関節鏡手術では 詳細な情報が得られるため診断ならび治療に有用です。内視鏡手術が安全かつ確実に行えるか専門医が診断することが重要であります。そのため、患者さんによっては従来法を勧めることもありますが、当院では以下のような内視鏡手術を行っています。 手関節鏡を用いた手術は橈尺骨遠位端骨折の手関節内骨折、ガングリオン、三角線 維軟骨損傷、手根管症候群、肘部管症候群などに行っております。

  • 手根管症候群

    特に手根管症候群では、従来のような大きな手術創では術後に傷の痛みが生じる場合があり、 手関節鏡を用いた小さな皮膚切開によりその発生を予防します。 執刀医師によっては、従来のオープンサージェリーを行います。

  • 三角線維軟骨損傷

    三角線維軟骨損傷では手首を捻る動作で手首の小指側にズキンとした痛みを生じます。この部 位の痛みは靭帯損傷、腱の異常により生じることもあり専門医の診断が重要です。診断は専門 医による診察のほか、単純X線動態検査、手関節造影検査、MRI検査を行います。治療は手関節サポーター、投薬、注射などの保存療法を行いほとんどの人が自然と治癒しますが、遠位橈尺関節不安定性症(手首が橈骨と尺骨の間がグラグラしている)を生じていたり、保存療法 で軽快しない場合は手関節鏡を用いた三角線維軟骨縫合手術を行っています。

  • 橈尺骨遠位端骨折

    高齢の女性が手をついて転倒して受傷することが多いのですが、骨折線が縦に入り手関節面に達し、関節面にズレが生じた場合には内視鏡で完全にズレを整復して骨折を治すようにしております。

  • 肘部管症候群

    当院では軽症の肘部管症候群に対しては内視鏡を利用した小皮切(約 3cm)での尺骨神経除圧術を行っています。傷は小さいですが、内視鏡を利用しているため、約 20cmにわたり尺骨神経上の組織を剥離・除圧することが可能です。

  • ガングリオン

    手関節に発生するガングリオンは手の甲に出来ることが多く、米粒大からピンポン玉くらいまで大きくなることがあります。従来はガングリオンの大きさと同じ程度か、それよりも少し大 きく皮膚を切開しなければなりませんでした。 手関節鏡を用いた方法では手関節内に内視鏡を入れてガングリオンの発生している所を探し出 し、ガングリオンを吸引します。ガングリオンの大きさに関わらず、約 3mm の皮膚切開・2か所で手術が可能です。

  • テニス肘

    正式な病名は上腕骨外側上顆炎といい、多くの場合、関節外にある肘外側の腱鞘炎が原因です が、関節内に発生した滑膜襞という組織が痛みの原因になっている場合もあります。 当院では肘関節鏡(約 5mm の皮膚切開・2 か所)を用いた方法で手術を行っているため、腱 鞘炎の処置だけでなく、肘関節内の病気の有無を調べ同時に処置することが可能です。

  • 舟状骨偽関節

    舟状骨偽関節と遷延治癒舟状骨骨折は痛みが軽度であるため、放置され遷延治癒(骨のつきが静止している状態)や偽関節(骨がつかない状態)となってしまう場合があります。従来ならこのような状態になった 場合、親指のねもとを大きく切り、この骨を肉眼で確認し骨移植を加えていました。当科では、この様な症例に対し手関節鏡を行い骨折の状態を鏡視下に評価し、骨移植の有無を決定した後、全てを鏡視下手術で行っています。

診療予定表

 
午前 村中 村中 松浦 杉浦 -
(2、4週)
午後 - 長谷川
(手のしびれ初診)
唐澤 - - -

当院で治療できない
手外科疾患について

現在のところ、手指切断指、デグロービング損傷の手術を一時的に見合わせております。
治療可能となりましたら、ご連絡させていただきます。

埼玉手外科研究所設備案内

  • 手外科研究所手術室:救急棟手術室4室、外来棟手外科手術室2室
  • 手外科研修室
  • 手術用顕微鏡

動物実験室:再接着手術

手外科専門医募集

現在、常勤手外科専門医を募集しています。勤務条件等の詳細はお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先 手外科研究所 所長代行 長谷川岳弘
メール renkei@seikei.or.jp

手外科研修医募集

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整形外科専門医、あるいは形成外科専門医取得された先生方を対象としています。 従来の給与体系でなく、整形外科、形成外科の業務を一部で行いながら同時に 手外科研修をしていただくスタイルです。したがって、勤務条件と研修条件を自由に選べます。

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