埼玉成恵会病院

TEL.0493-23-1221
外来診療予約変更 14時~16時(日曜・祝日除く)

Back Color
B Y W
Font Size
S M B

埼玉成恵会病院

リハビリテーション科

リハビリテーション科

リハビリテーション科へようこそ

リハビリ棟

3階建てで、1階に受付と理学療法室、2階に作業療法室、3階に言語聴覚療法室と屋上庭園があります。
1階は多目的ホールとしての機能を有します。

受付

理学療法室

多目的ホール

可動椅子、舞台、音響設備を備え、講演会や学会などを行います。

災害時

災害時には災害時診療の一部として利用されます。

作業療法室

言語聴覚療法室

屋上庭園

歩行練習のための砂利(大/小)、スロープ、手すりを備えています。

ご挨拶

リハビリテーションセンター長
リハビリテーション専門医 小菅 弘

当院リハビリテーション科では、整形外科を中心に神経内科や内科など幅広い疾患を対象としています。早期から機能回復や動作能力改善、合併症予防に対して、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が各々専門性を生かし、患者さんにとって最良のリハビリテーションを提供しています。

また、リハビリテーション専門医を中心に療法士や看護師、医療相談員が協力し合いながら、安心して社会復帰できるようお手伝いしています。

リハビリテーション科の紹介

当院リハビリテーションの特徴

当院におけるリハビリテーションの特徴は、ICUや病室に入院されている患者さんに対して、発症や術後早期からリハビリテーションを実施していることです。術前から介入することも少なくありません。早期離床、早期退院に向けて各科と連携を取りながらリハビリテーションをすすめています。また地域包括ケア病棟を有しており、急性期を過ぎた後なおリハビリテーションを必要とする患者さんや在宅で体調を崩され入院された方に対してADLの向上、自宅退院に向けたリハビリテーションの提供を目的としています。

また外来通院でのリハビリテーションを行なっております。通院が困難な方や介護保険をお持ちの患者さんについては当院併設の通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションなどの利用もお勧めしております。

リハビリテーション担当医

小菅弘医師
リハビリテーションセンター長

藤巻敏久医師
リハビリテーション科専任医

角田亘医師
リハビリテーション科顧問

リハビリテーションスタッフ紹介

理学療法士15名、作業療法士3名、言語聴覚士1名、クラーク1名、助手3名が所属しています

リハビリテーション科の活動

対象疾患

≪PT≫

【整形外科疾患】

骨折(大腿骨頚部骨折、足関節脱臼骨折、脊椎圧迫骨折、骨盤骨折、上腕骨骨折、鎖骨骨折など)、変形性肩・股・膝関節症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、頸髄症、前・後十字靭帯損傷、肩腱板損傷など

【脳血管疾患】

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など

【神経変性疾患】

パーキンソン病、脊髄小脳変性症など

【廃用症候群】

肺炎や虚血性心疾患などの内科的疾患や外科的手術後で安静にしたため筋力低下や日常生活動作能力低下を起こした方

≪OT≫

【整形外科疾患】

頸髄症・頸髄損傷・後縦靭帯骨化症・椎間板ヘルニアなど

【脳血管疾患】

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など

【手外科疾患】

骨折(肘関節から手指)・腱断裂・靭帯損傷・変形性関節症(母指CM関節症・ブシャール結節・リウマチなど)・デュピュイトラン拘縮・手根管症候群・肘部管症候群・腱鞘炎など

【手外科疾患】

骨折(肘関節から手指)・腱断裂・靭帯損傷・変形性関節症(母指CM関節症・ブシャール結節・リウマチなど)・デュピュイトラン拘縮・手根管症候群・肘部管症候群・腱鞘炎など

≪ST≫

【脳血管疾患】

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、頭部外傷、高次脳機能障害など

【神経変性疾患】

パーキンソン病、脊髄小脳変性症、認知症など

【廃用症候群】

嚥下障害、誤嚥性肺炎

最先端のリハビリテーション

TMS(経頭蓋磁気刺激治療)

2020年7月より、当院にてTMS(経頭蓋磁気刺激治療)が導入されました。
TMS(経頭蓋磁気刺激治療)は、頭皮上に設置したコイルに電流を流し、脳内に誘導した渦電流によって神経を刺激する治療法で無痛・非侵襲的です。
脳卒中後遺症に対し、「すでに損傷を負った脳組織を復活させること」ではなく、「まだまだ余力のある、健常な脳組織の神経活動性を促進して、大脳のもつ“神経症状を補う能力”を最大限に発揮させること」が目的です。
頭の上からコイルを当て、脳神経細胞に磁気刺激を与え、損傷を受けていない側の脳を低頻度TMSで刺激することによって、間接的に病巣側の脳を活性化させようというものです。

治療概要

約2週間の入院治療になります。
主な対象者は、脳卒中やパーキンソン病、頚髄症の患者さんです。
入院中は、TMSとリハビリテーションを併用した治療を実施します。
治療対象者には、適応基準があり、ご希望に添えない可能性もあります。
興味・関心のある方は、角田医師の受診予約をお取り下さい。

下肢用ロボット(バイオニックレッグ)

アメリカ・シリコンバレーで開発されたリハビリテーションロボットです。
患者さんのわずかな動きを検知し、安全且つ効果的なリハビリテーションを提供します。
立ち上がりや歩行をサポートする目的で使用します。
歩行パターンに合わせた荷重を検知することにより、求心性・遠心性の筋収縮を必要に応じてアシストします。
膝折れ時の荷重も敏感に検知し、ゆっくりと膝の屈曲を行うため、患者さんの安全にも繋がります。

PT(理学療法士)の紹介

理学療法士(Physical Therapist:PT)とは

ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。理学療法士は、主に寝返る、座る、立つ、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。

運動療法とは

筋力、関節可動域、バランス能力、痛みの改善(回復)などを通じて日常生活動作、歩行などの運動能力を高めます。

物理療法とは

温熱療法、水治療法、光線療法、電気療法などにより、痛みや循環の改善をはかります。

その他

動作能力に合わせて補装具や福祉用具の選択、自宅復帰に向けた家屋改修の指導や介護の指導なども行い社会復帰を図ります。

足の関節可動範囲を広げるためのリハビリ
筋力増強の練習の様子
退院に向けた床上動作練習の様子
屋外歩行の様子

動きの注意点があれば説明を加えておこなっています。

ただ歩く練習をするだけでなく、不整地歩行練習や坂道歩行練習など退院に向けて応用的な歩行練習もおこなっています。

OT(作業療法士)の紹介

作業療法士(Occupational Therapist:OT)とは

①機能的作業療法
②日常生活行為練習
③心理的作業療法
④職業前作業療法に分類されます。

身体や心に障害を持つ人に対し、作業活動を通して心身の回復を促します。また、基本的及び応用的能力の維持・向上、住宅改修などの環境資源の調整や指導、自助具の一部製作などを担っています。

当院の作業療法

当院では、現在3名の作業療法士が在籍しています。患者さんは頸髄疾患や脳卒中、手外科疾患などの方が対象となっています。手外科疾患の患者さんは日常でのケガや労働災害、手の病気など様々な疾患の方を対象としており、外来リハビリを主としています。一方、頸髄疾患や脳卒中の患者さんは、早期退院・自宅復帰を目標にリハビリを行っています。リハビリの内容としては、主に機能改善や日常生活・家事動作練習、職場復帰に向けての練習を行っています。

日常生活動作の練習
手の機能練習

ST(言語聴覚士)の紹介

言語聴覚士(Speech Language Hearing Therapist:ST)とは

コミュニケーション障害や嚥下(飲み込み)の障害を持つ人に対して、その方の自立と社会参加を支援しています。

「コミュニケーション障害」とは、【失語症】や【構音障害(ろれつ障害)】をはじめ、【発声発語障害】、【聞こえの障害】、【認知症】、【高次能機能障害】等、多岐に渡ります。

当院における言語聴覚療法

当院では、主に脳卒中を原因とする【失語症】、【構音障害(ろれつ障害)】、【高次能機能障害】に対してのリハビリを行っています。リハビリでは、障害のある方に対し、人とのコミュニケーションがより取りやすくなるための練習やコミュニケーション方法選択の助言等を行っています。また、脳卒中や廃用症候群、認知症を原因とする嚥下障害(食事が飲み込みづらい方や噛みにくい方、食欲の低下してしまった方等)の方に対して、食事の食べ方(姿勢、一口量、食べるスピード等)の練習や口の機能回復を促す練習、口腔ケア等を行っています。また、NST委員会との連携も行っています。

※NST(栄養サポートチーム):医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、臨床検査技師、言語聴覚士などの専門スタッフが連携し、最善の方法で患者様の栄養を支援するチームのこと

コミュニケーション障害のリハビリの様子
摂食・嚥下(飲み込み)障害のリハビリの様子

実績紹介

【学会発表】

全日本病院学会演題発表
日本理学療法学術大会演題発表
関東甲信越ブロック理学療法学会演題発表
肩の運動機能研究会演題発表
埼玉県理学療法士会北部ブロック症例発表
日本スポーツ理学療法学会学術大会演題発表
日本作業療法学会演題発表
日本ハンドセラピィ学会学術集会演題発表
埼玉県作業療法学会演題発表
JIKEI HAND FORUM演題発表

【講師等】

滑川町立滑川中学校講師(福祉の授業)
埼玉県理学療法士会北部ブロック症例検討会講師
埼玉県理学療法士会北部ブロック公開講座講師

【資格・認定等】

新潟リハビリテーション大学大学院修士課程修了
国際PNF協会認定アドバンスコース3B修了
SJF基礎コース修了3名
マスター健康スポーツサプリメントアドバイザー
マスター介護予防運動指導スペシャリスト
日本理学療法士協会介護予防推進リーダー 2名
日本理学療法士協会地域ケア会議推進リーダー
日本理学療法士協会フレイル対策推進マネジャー
日本理学療法士協会介護予防認定理学療法士
日本理学療法士協会指定管理者(初級)
福祉住環境コーディネーター2級 4名
Functional roller pilatesアドバンスコース修了
災害リハビリテーション研修会アドバンスコース修了
BLSプロバイダーコース修了
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
介護支援専門員(ケアマネジャー)
介護予防運動指導士

【院外活動】

東日本大震災災害予防ボランティア
東松山市自立支援型地域ケア会議アドバイザー
吉見町介護予防支援専門員
埼玉県理学療法士会高校テニスサポート活動
小川町家庭介護教室

スタッフの教育体制

新人教育の流れ

担当指導者を決め、1年を通してしっかり指導を行います。
また、チーム体制をとっているため、チーム内のスタッフも相談にのってくれます。

入職直後は見学中心で様々な患者さんを経験します

1か月後 少人数から患者さんを担当していきます

2ヶ月以降 徐々に先輩スタッフと同等の患者数を担当していきます

リハビリテーション科内の勉強会や外部の研修会参加

  • 月1回リハビリテーション科内で勉強会を実施
    (実技を含めた内容や伝達講習、医療人として必要な安全管理や感染症対策、接遇、診療報酬等)
  • 学会や研修会への積極的な参加を促しています。
  • 働きながら大学院に通い修士を取得したスタッフもおり、仕事と学業の両立も可能です。

スタッフの生の声

若手スタッフの声 (職場の雰囲気)

  • 職場の雰囲気は明るく、スタッフ間の会話も多いです。
  • 経験年数の長い先輩が多く、困っていると声を掛け助けてくれるためリハ科として一体感があります。
  • 少人数でのチームに分かれているため、チームごとのミーティングでは確認事や情報共有がしやすいので安心して業務に取り組むことができます。

産休・育休・時短取得者の声

  • 妊娠中は体調を気遣い仕事内容を配慮して貰い助かりました。
  • 産休・育休は約1年取得し、子供の保育園入園状況により延長もできます(当院規定内で要相談)。
  • 復帰後はフルタイム・時短と勤務体制を選択でき、家庭との両立がしやすい環境です。
  • 子育て中や子育て経験者が多数いるので、お互いに情報交換ができています。

選んだ理由

  • 施設が綺麗で屋上庭園が使用できる。
  • 一般病棟と地域包括ケア病棟がある。
  • 整形外科疾患のリハビリをしたかった。
  • 手外科疾患の経験が積めると思ったため。

ケアセンター研修経験者の声

  • 介護保険を利用した現場が見られるので、何が求められるのか視野が広がりました。
  • 送迎で自宅訪問もするため会話のみでも生活が想像しやすくなりました。

Q&A

リハビリの期限

→ 疾患によって異なるが、当院では発症日・手術日から原則として150日もしくは180日までとなる。ただし、主治医の判断によっては、以降もリハビリが可能。

担当制か?予約制か?

→ 原則は担当・予約制

リハビリの受付時間

→ 8時30分~16時。ただし、日によって開始時間が異なる。

リハビリの実施時間

→ 20分~1時間。症状によって療法士が設定する。

入院時リハビリの回数(日・週)

→ 基本的に1日1回・週5日。

介護保険を利用している患者のリハビリ(外来)

→ 介護保険でのリハビリサービスを利用している方は、原則として医療保険でのリハビリとの併用はできない。

予約変更等の問い合わせ時間

→ 14:00~16:00

PAGE TOP